自動ドアの新規設置費用はいくら?種類別の価格相場と工事の流れ
「自動ドアを新しく設置したいけど、いくらかかるの?」
店舗の新装開店、オフィスのリニューアル、クリニックのバリアフリー対応——自動ドアの導入を検討する場面は多くあります。しかし、自動ドアは種類や仕様によって価格が大きく異なるため、事前に相場を把握しておかないと、予算オーバーや業者選びの失敗につながります。
この記事では、自動ドアの種類別の設置費用、費用の内訳、工事の流れを5ステップで解説します。費用を抑えるコツもお伝えするので、最後まで読めば「自分のケースではいくらかかるのか」が具体的にイメージできます。
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自動ドアの種類別 設置費用の相場

自動ドアの設置費用は、ドアの種類・サイズ・素材によって大きく変わります。以下の表に、主要な4タイプの価格相場をまとめました。
| 種類 | 特徴 | 設置費用の目安(税別) |
|---|---|---|
| 片引き戸 | ドアが片側にスライドするタイプ。省スペースで設置可能 | 70万〜120万円 |
| 両引き戸(引き分け) | ドアが左右に開くタイプ。開口部が広く、人の出入りが多い場所に最適 | 100万〜200万円 |
| 開き戸(スイング式) | 押し引きで開閉するドアを自動化。既存ドアの後付けにも対応 | 20万〜80万円(後付け)/ 100万〜200万円(新規) |
| 回転ドア | 円筒形のドアが回転。空調効率が高く、大型商業施設で採用 | 180万〜400万円以上 |
補足ポイント
- 両引き戸は片引き戸の約1.3〜1.5倍の部材費用がかかります。開口幅が広い分、レール・ガラス・センサーの数量が増えるためです。
- 回転ドアは最も高額ですが、空調ロスを大幅に削減できるため、ランニングコストで回収できるケースもあります。
- 素材はアルミ製が標準。ステンレス製はアルミの約2倍の価格になります。
各タイプの詳しい違いについては、「自動ドアの種類一覧!引き戸・開き戸・回転ドアの特徴と選び方」で解説しています。
設置費用の内訳——何にいくらかかるのか

「総額100万円」と言われても、その中身がわからなければ、見積もりの妥当性を判断できません。自動ドアの設置費用は、大きく4つの項目で構成されています。
1. 自動ドアエンジン(駆動装置):20万〜30万円
ドアを自動で開閉させる心臓部です。メーカーや性能グレードによって価格が異なり、高性能タイプ(静音・高速開閉・防火対応など)は50万〜100万円を超えることもあります。
2. サッシ・ドア枠:15万〜30万円
ドア本体とそれを支える枠組みです。アルミ製が一般的ですが、デザイン性やブランドイメージを重視する場合はステンレス製(30万〜60万円)を選ぶケースもあります。
3. ガラス・パネル:5万〜20万円
強化ガラスが標準仕様です。防犯ガラスや断熱ガラスを選択すると、追加費用が発生します。
4. 工事費・出張費:15万〜40万円
施工スタッフの人件費、電気工事、防水処理、床仕上げなどが含まれます。現場の状況(既存ドアの撤去が必要かどうか、電源の引き込みが必要かどうか)によって大きく変動します。遠方の場合は出張費が別途かかるのが一般的です。
ポイント: 見積もりを比較するときは、総額だけでなく「何が含まれていて、何が含まれていないか」を必ず確認しましょう。工事費に電気工事が含まれていない見積もりもあるため、後から追加請求が発生するケースがあります。
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自動ドア設置工事の流れ【5ステップ】

初めて自動ドアを設置する場合、「どんな手順で進むのか」がわからないと不安です。ここでは、問い合わせから引き渡しまでの一般的な流れを5ステップで解説します。
ステップ1:問い合わせ・現地調査(1〜3日)
まずは業者に連絡し、設置場所の現地調査を依頼します。開口部のサイズ、電源の有無、床の状態などを確認し、最適なドアタイプを提案してもらいます。
ステップ2:見積もり・契約(3〜7日)
現地調査の結果をもとに、見積もりが作成されます。この段階で複数業者から相見積もりを取ることを強くおすすめします。見積もりに納得できたら契約・発注に進みます。
ステップ3:ドア・部材の製作(1〜4週間)
契約後、ドア本体やサッシ枠の製作に入ります。既製品であれば1〜2週間、オーダーメイドのステンレス製であれば1カ月程度かかります。
ステップ4:設置工事(1〜2日)
自動ドアの設置工事自体は、基本的に1〜2日で完了します。初日に既存設備の撤去・養生・ドア枠の設置を行い、2日目に自動ドアエンジンの取り付け・電気工事・防水処理・床仕上げを実施します。
ステップ5:動作確認・引き渡し
設置完了後、開閉速度・センサー感度・安全装置の動作を確認します。問題がなければ引き渡しとなり、操作方法や日常のメンテナンスについて説明を受けます。
全体のスケジュール目安: 問い合わせから引き渡しまで、最短で2〜3週間、ドアの製作が必要な場合は1〜2カ月が目安です。
自動ドアの設置費用を抑える5つのコツ

自動ドアの設置は決して安い買い物ではありません。以下の5つのポイントを押さえれば、品質を落とさずにコストを抑えられます。
1. 複数業者から相見積もりを取る
自動ドアの価格は業者によって数十万円の差が出ることがあります。最低でも2〜3社から見積もりを取り、内訳を比較しましょう。
2. 後付け自動ドアを検討する
既存のドアを活用して自動ドア化する「後付けタイプ」なら、20万〜70万円程度で導入可能です。新規設置に比べて大幅にコストを削減できます。詳しくは「後付け自動ドアとは?費用・メリット・おすすめ製品を解説」をご覧ください。
3. 素材をアルミ製にする
ステンレス製はアルミ製の約2倍の費用がかかります。デザイン上の理由がなければ、アルミ製を選ぶことでコストを抑えられます。
4. 補助金・助成金を活用する
バリアフリー対応の自動ドア設置は、自治体の補助金や助成金の対象となる場合があります。事前に地域の制度を確認しましょう。
5. メンテナンス契約とセットで交渉する
設置と同時にメンテナンス契約を結ぶことで、工事費用の値引きを引き出せることがあります。長期的な保守コストも含めて交渉するのがポイントです。
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自動ドアの設置で失敗しないためのチェックポイント
業者選定の5つの基準
自動ドアの新規設置は、業者の技術力によって仕上がりに大きな差が出ます。以下の基準で業者を選びましょう。
- 施工実績の豊富さ:年間50件以上の施工実績がある業者が望ましい。施工写真や事例集を見せてもらいましょう
- メーカーの正規代理店か:正規代理店なら純正部品の仕入れ価格が安く、アフターサポートも充実
- アフターサービス体制:設置後の保証期間(通常1〜2年)と、定期点検のサービス有無を確認
- 見積もりの透明性:ドア本体・工事費・電気工事・諸経費の内訳が明確に提示されるか
- 現地調査の丁寧さ:建物の構造・電源の位置・人の導線を実際に確認してから提案してくれるか
設置前に確認すべき建物側の条件
自動ドアを設置するには、建物側にいくつかの条件が必要です。以下の項目を事前に確認してください。
- 開口部の幅と高さ:自動ドアの標準サイズは幅900〜2,400mm、高さ2,000〜2,500mm。これ以外のサイズは特注になり費用が20〜50%アップ
- 壁の強度:自動ドアのレールを支える壁には十分な強度が必要。木造の場合は補強工事(50,000〜100,000円)が必要なこともある
- 電源の位置:ドア付近にAC100V電源が必要。コンセントがない場合は電気工事(15,000〜30,000円)が別途かかる
- 床面の平坦さ:レールの設置面が水平でないとドアの開閉に支障が出る。段差がある場合はバリアフリー工事が必要
設置後のランニングコスト
年間の維持費用
自動ドアは設置して終わりではなく、継続的なメンテナンスコストがかかります。年間の維持費用の目安は以下の通りです。
| 費目 | 年間費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 電気代 | 3,000〜6,000円 | 開閉頻度により変動 |
| 定期点検(年2回) | 20,000〜40,000円 | 保守契約なら割安 |
| 消耗品交換 | 0〜30,000円 | ベルト・戸車は5〜8年で交換 |
| 年間保守契約 | 30,000〜60,000円 | 点検+緊急駆けつけ込み |
保守契約なしの場合、年間の維持費は23,000〜76,000円。保守契約ありなら33,000〜66,000円で、突発修理のリスクもカバーされるため、長期的にはお得です。
設置費用の減価償却
自動ドアの法定耐用年数は12年(建物附属設備・電気設備として)です。設置費用は減価償却の対象となり、毎年の経費として計上できます。定額法の場合、500,000円のドアなら年間約41,700円を12年間にわたって経費計上できます。
まとめ

自動ドアの新規設置費用は、種類によって20万〜400万円以上と幅があります。
| 種類 | 費用目安 |
|---|---|
| 片引き戸 | 70万〜120万円 |
| 両引き戸 | 100万〜200万円 |
| 開き戸(後付け/新規) | 20万〜200万円 |
| 回転ドア | 180万〜400万円以上 |
費用の内訳は「エンジン・サッシ枠・ガラス・工事費」の4項目。見積もりを比較する際は、総額だけでなく各項目の金額と含まれる内容を確認しましょう。
工事の流れは、問い合わせ→見積もり→製作→設置工事→引き渡しの5ステップ。設置工事自体は1〜2日で完了しますが、ドアの製作期間を含めると全体で2週間〜2カ月程度かかります。
「修理で延命するか、いっそ交換・新規設置するか」で迷っている方は、「自動ドアの修理と交換どっちがお得?判断基準を解説」も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)

Q1. 自動ドアの設置費用で一番安い方法は?
既存のドアを活かす「後付け自動ドア」が最も安く、20万〜70万円程度で導入できます。新規でドアごと入れ替える場合は70万円以上が相場です。ただし、後付けタイプは対応できるドアの種類に制限があるため、現地調査で適用可否を確認する必要があります。
Q2. 自動ドアの設置工事にはどのくらい時間がかかる?
設置工事自体は1〜2日で完了します。ただし、ドア本体の製作期間を含めると、アルミ製で2〜3週間、ステンレス製で約1カ月、コンクリート工事を含む場合は1〜1.5カ月が目安です。営業中の店舗の場合は、工事日程を事前に調整し、仮設の出入口を用意するケースもあります。
Q3. 自動ドアの設置後にかかるランニングコストは?
年間のメンテナンス費用は一般的に3万〜8万円程度です。定期点検(年1〜2回)と消耗品(ベルト・センサー)の交換が主な内容です。メンテナンス契約を結ばない場合、故障時の修理費用が1回あたり3万〜15万円かかるため、契約を結んだほうがトータルコストは安くなる傾向があります。
電話: 092-791-9640(9:00〜18:00・土日祝対応)
※税務に関するご注意
本記事の税務上の取り扱い(修繕費・資本的支出・減価償却・経費計上の区分等)は一般的な目安です。実際の判断は事業形態・設備の状態・金額により異なるため、必ず顧問税理士または所轄税務署にご相談ください。法令・税制は改正される可能性があります。
※補助金・助成金に関するご注意
補助金・助成金の制度内容・要件・予算枠・補助率は年度ごとに変更され、自治体により異なります。最新の公募要領・採択条件は各省庁・自治体の公式サイトでご確認の上、申請可否は商工会議所・認定支援機関・社労士等の専門家にご相談ください。本記事の情報は執筆時点のものです。

